• 付録8 鎌倉十井

甘露(かんろ)の井 浄智寺の総門前に湧く清水とも、開山塔の裏の湧き水とも言います。
泉の井 浄光寺の少し先の路にあり、この辺の地名「泉が谷」はこの井の名による。
銚子の井 別名「石の井」、長勝寺の前にあり、石造りで銚子の形に似ています。
棟立(むねたて)の井 別名「破風の井」、覚園寺裏山破風に似た水口から湧き出ています。
底脱(そこぬけ)の井 海蔵寺に向かう坂道にあります。水を汲みに来た女性が水桶を頭にのせたら底が抜け水を浴びてしまったが、水を浴びて悟りを開いたのでその名が井戸についた
(つるべ)の井 別名「(かめ)の井」、明月院にあって庭水などに使われています。
矢の根井 別名「六角の井」、和歌江島の近くにあり。源為朝が伊豆大島から射た矢が、ここに落ちたと言われています。
星月の井 No67「星月の井」参照
(くろがね)の井 No35「鉄の井」参照
扇の井 扇谷飯盛山の麓、本田氏宅内にあり、扇の形に掘られている。静御前が舞扇を納めたとも伝えられています。

<< 前のページへ次のページへ >>