• 本陣

江戸時代,大名,宮家,公家,幕府役人など身分の高い旅人のため,諸街道の宿場に設置された宿泊施設。起源は,しょう塀18年1363 年室町幕府2代将軍足利義詮が上洛のとき,その宿舎を本陣と称してしゅくふだを掲げたことに始る。特に江戸時代,参勤交代制度の確立に伴って整備された。本陣のほか脇本陣,仮本陣,相本陣などの種類があった。本陣の経営は宿泊料,各種の補助によったが,江戸時代末期には衰微,明治3年に廃止。


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