• 26 西 御 門 にしみかど


碑の説明

西御門(にしみかど)法華(ほっけ)(どう)西方(せいほう)()()フ。大藏(おおくら)幕府(ばくふ)西門(せいもん)前面(ぜんめん)(あた)レルヲ(もっ)(この)()アリ。報恩寺(ほおおんじ)保壽院(ほじゅういん)高松寺(こうしょうじ)(らい)迎寺(ごうじ)()(この)()()リ。(いま)高松(こうしょう)來迎(らいごう)二寺(にじ)(そん)ス。

大正十五年三月建  鎌倉町青年團



西御門(にしみかど)の碑文中に、高松寺(こうしょうじ)は現存するように記されていますが、いまは廃滅、来迎寺(らいごうじ)は最近本堂が改築され、本尊が公開されています。二つの碑は、清泉(せいせん)小学校の外郭沿いにあります。西御門(にしみかど)の碑の立つ道なりに進むと、大平寺(たいへいじ)跡の碑があります。


〔参考〕

頼朝がこの大蔵の地に幕府を開き、館も設けたのであるが、そのとき持仏堂として法華堂を 建てた。この法華堂の西にあたる一帯の地を西御門といい、幕府の西門があった。


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