望月宿は奈良平安時代、この地には御牧(御料牧場)が置かれ、毎年旧暦8月15日の満月の日(望月)に朝廷に馬が献上され、これが地名由来になっている。太田南畝の壬戌紀行によると「今宵の宿の家は土もてぬれる壁なり。木曽路のごとき板家にあらず」と評判が良かった。1843年の中山道宿村大概帳によれば、望月宿の宿内家数は82軒、うち本陣1、脇本陣1、旅籠9軒で宿内人口は360人(男189人、女171人)で宿長は6町余(約655m余)。 軒
瓜生峠の赤松並木と、満月とともに2頭の馬が描かれている。1頭は茶箱を、もう1頭は油の樽を積む。