武佐宿から次の宿場まで、三里半(16.5㎞)と長くなっています。そのため、見どころも多いのですが、とりわけ源義経に関するものが多くあります。八幡社や、源義経宿泊の館跡、烏帽子掛け松や、元服池などがあります。しばらく道なりに歩くと、丸山古墳がでてきます。 東海道新幹線のガード下をくぐり進むと、背比べ地蔵、蓮照寺があります。野洲川を渡ると十輪院があります。さらに進むと、次の宿場守山宿になります。守山宿は、本陣2軒、脇本陣1軒、旅籠30軒であった。守山宿は門前町で大変賑わっていた。「京発ち守山泊り」と言われていたように、京を立ち1泊目がここ守山宿であった。
中山道最初の宿場。板橋宿手前の庚申塚付近を描いたものである。土手に立つ石碑は現存している。右の木の下では馬子が馬に草鞋を履かせ、かごかきはここで降ろし女客に頭を下げる。ここから本格的に旅が始まるという活気ある雰囲気を描いている。